【第200回 平成27年4月 (木) 湊一や秋葉原店】

第200 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は秋葉原駅直ぐそばの居酒屋湊一や秋葉原店である。廣瀬さんにお手伝いをお願い、いつもの四谷鈴伝で待ち合わせ。愛媛県西条市の賀儀屋純米吟醸無濾過生原酒おりがらみ 袋吊り斗瓶囲い・群馬県藤岡市の流輝 純米吟醸 舟絞り無ろ過 生・と新潟県奈良県天理市の花巴 山廃純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒 うすにごり 26BY・新潟県南魚沼市の扁平精米 おりがみ火入れ 純米酒4 本を購入。

 昭50 年卒の星川さん急遽葬儀が入り欠席となり今回の参加者数は21 名。初参加者が昭41 年卒の野口さんと平成7 年卒の大久保さんの2 名で会としては大変うれしい限りである。

 定刻前に参加者全員がそろう。最近は皆さん定刻にそろうようになった。定刻通り謳粋会を開始することに。乾杯の音頭をいつものように初参加の野口さんにお願いビールで乾杯。もう一人の初参加の大久保さんに自己紹介をお願い。いつもの楽しい会が始まる。

 参加者が二つのテーブルに別れているのに、料理が三つに分かれて出されてきた。そこでお店と交渉、料理はテーブルに二個ずつ出してほしい。テーブルをまたいで料理を取るのは難しいのではと。本当に前から言っているのだが客に対する配慮が欠けていると思うことが多いのではと。ビールの後持ち込んだお酒に移行。まず値段が高かった「賀儀屋番外純米吟醸無濾過生原酒おりがらみ 袋吊り斗瓶囲い」から飲む。飲んだ感じ、これは美味しいと思った。さわやかで、薄く香りが有り、のみ心が良い。少し甘さがあるが、ぴりっとした刺激もある。こんなお酒もあるのだなという感じ。「流輝 純米吟醸 舟絞り無ろ過 生」も美味しかった。少し辛口で吟醸酒の軽さが有り、口当たりも良かった。値段も手頃で良いと思う。

「花巴 山廃純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒 うすにごり 26BY」を飲む。普通山廃つくりは純米酒だがこの酒は純米吟醸と謳っていた。飲んでみようと興味を抱いた。ひとくち口に入れると酸味が一気に広がり、今まで飲んでいた酒との違いがくっきりと醸し出していた。

これが山廃だと誰にもわかる味であった。でもこれはこれで美味しく感じた。酸味以外は薄香りと、純米吟醸の軽やかさを感じる酒であった。「扁平精米 おりがみ火入れ 純米酒」は扁平精米で普通の精米と違うと廣瀬さんが言うので、どのような物かという意味で購入した。お店の主人が、新潟で私自身が見つけて購入してきた酒だとのこと。私は既に酔いが回ってきていたので、味わいの記憶がなくなっていた。でもまずくはなかった。結構飲めた。たぶん美味しい酒であったのだと思う。

 

料理は

【先 付】 西山酒造の酒粕豆冨

【前 菜】 鯵の南蛮漬け

帆立のガーリックバター焼き

炙りサーモンのポテトサラダ

【サラダ】 10品目の彩りサラダ

【お造り】 海の幸 六点盛り合わせ

【煮 物】 金目鯛と根菜の煮付け

【蒸 物】 茶碗蒸し

【焼 物】 牛フィレ肉の炙り焼き

【お食事】 海鮮とイクラのバラちらし

【甘 味】 本日のデザート

 

 先付けの酒粕豆腐は豆腐ようと違い意外とあっさりしていた。これはこれで美味しかった。前菜三種は味もしっかり付いていて酒のつまみにはもってこいである。お造りは魚の新鮮さにいまいちだが、真普通であった。煮物は金目鯛であるがしっかり煮付けていた美味しかった。蒸し物は茶碗蒸しであった。これも美味しかった。焼き物牛フィレ肉は意外と軟らかくソースとも合い美味しかった。お食事を私は取らなかった。総括すると料理は居酒屋にしては、しっかり味つけがしていて美味しかったと思う。

 初参加の大久保さんは日本酒が好きでしかも純米派、こんなに美味しい酒が出るとは思っても見なかったとうれしそうに話していた。逆井さんは退職後の就職が終わったが、新しい就職先が決まり、次の仕事が楽しみだと楽しそうに語っていた。

会はいつもの世代を超えた楽しい会。方々で笑い声が絶えない。

 今回は女性の参加者が長戸さん一人。紅一点であった。時の経つのは本当に速い。あっという間の2 時間。終わりの挨拶の前に、久松さんから謳粋会200 回記念行事の企画の説明があった。

その後集合写真を撮り散会となる。

【第199回 平成27年3月 (木) 上海酒場新宿三丁目店】

第199 回謳粋会の記(会長 若山宏)

 今回は上海酒場新宿三丁目店。久々な新宿しかも、中華料理。料理を期待してお店に向かう。その前に伊勢丹本店で日本酒浦霞特別純米酒(宮城)と福来純米吟醸超辛口18(茨城)を購入。伊勢丹から地下街を通ってお店に向かう。お店は三光町の交差点に面している一角。

 新宿三丁目は学生時代から定年近くまで、飲むとしたら三丁目という感じだったので、うろ覚えで入った路をどんどん進。しかし感じが違う。おかしいと思い道行く人にこのまま真っ直ぐゆくとどこへ行きますかと尋ねたら、花園神社方面に行くとのこと。慌てて伊勢丹まで戻る。副都心線が開通して地下街が大幅に拡張したのに気づかされる。

お店に到着後、直ぐにお店の担当者と打ち合わせ。18:30 開始20:30 に終了することで料理の配膳を確認。

 定刻になりまだ、3 名が未着であったが、いつものように会を開始することに。鰻の山ぎし以来の参加の横手さんに乾杯の音頭をお願い、ビールで乾杯。彼は別に体調壊していたわけでなく、元気なうち見てみたい国を歴訪していたと語っていた。遅れていた2 名が乾杯の直前に到着。あと一名が未着である。

 最初は浦霞特別純米酒から飲む。浦霞は塩竃の酒で以前から美味しい酒と名が通っている。震災で工場が被災し一時製造を中止していたが今は再開している。辛口で私は好きな酒である。期待を違わず、結構味が濃くその割に飲みやすい。いい酒だ。次は福来で真壁の酒だ。本当に辛口である。吟醸酒にしては、香りが少なく飲みやすい辛口である。中華に合うと思い選択した酒。私はお店の瓶紹興酒を多く飲む。2 本持ち込んだお酒はあっという間になくなる。横手さんはもう日本酒はないのという。この会は本当に日本酒が好きだ。

 料理はメニューと違っている可能性があるので、久松さんにチェックをお願いした。

 

1.旬菜前菜五種盛合せ

2.車エビチリソース

3.鶏肉のタマネギ炒め

4.エビ入りサラダ

5.北京ダック(自慢料理)

6.ブロッコリーのアワビのせ

7.水餃子

8.あつあつ小籠包

9.XO醤チャーハン

10.フカヒレスープ

11.自家製杏仁豆腐

(アワビの醤油煮・鯛の姿蒸しはなかった。水餃子は店からの提供)

 

 珍しく、前菜はみずみずしく大変美味しかった。エビのチリソースもぷりぷりして辛みも優しく本当に美味しく感じた。鶏肉少し油ぽく感じた。北京ダックは、生春巻きでこれはこれで美味しかった。後は飲む方がメイーンで、小籠包・水餃子が冷めてしまい感想が言えない。量もそこそこ多く味も悪くはない。

 会はいつもの会。方々で笑い声、楽しそうな会話が聞こえてくる。ルーブルが安くなっているのでロシヤ旅行が良いのではなどの声も。小野さんが欠席なので長戸さん・安井さんと支払いに。今回も消費税が外税になっていた。私は内税だと言って確認をとる。本当に商道徳はどこにという感が強くする。終了15 分前頃から帰り支度が・・・

 締めの時、200 回からの連絡は、北川さんから櫻井さんに担当が変わるのでよろしくとの報告があった。また200 回は4 月になるので記念行事は7 月に行う予定で計画中。その時はよろしくとのこと。お店の外で集合写真を撮って解散となる。

【第198回 平成27年2月 (木) 銀座 風鈴】

198 回謳粋会の記(会長 若山宏)

 今回のお店は京野菜と鮮魚のセイロ鍋・海香る炊き込み御飯・フカヒレ土瓶蒸し付と謳う銀座居酒屋「風鈴」である。初田さんにお手伝いをお願い、いつもの四谷鈴伝で待ち合わせ。安井さんから日本酒の差し入れがあると連絡をいただいていたので、それを考慮し初田さんと相談の上で、栃木県の「仙禽 無垢純米吟醸」、山口県の「東洋美人純米吟醸」辛口2 本を購入することに。会場に着くと永井さんの顔がある。北川さんからの連絡によると参加者は17 名とのこと。そこには永井さんの氏名がなかった。早速1 名追加のお願いをした。

 定刻になりまだ3 名が、未着であったがいつもの会を始めることに。珍しく6 時半にビールがピッチャーででていた。乾杯の音頭を山田さんにお願い。飯塚さんに、寺村さんに連絡を取るようにお願い。彼は会のことを忘れていて今家にいるとのこと。1名欠席が確定。遅れていた2名が到着これで全員そろう。

 安井さんが旅行中に見つけた秋田県の金賞受賞の大吟醸 北秋田を飲む。このお酒はこくがあまりなくあっさりしている。私にはそれほどとも思わなかった。仙禽無垢純米吟醸は大変美味しく感じた。適当な甘さそして辛さ。飲みやすい。東洋美人純米吟醸辛口は思った通りの辛さ。それなのに酒の甘さも感じる。結構酒のこくもある。辛口を好きな人にいい酒だ。

 

コース内容(全10 品)

【歓迎】 豪華海鮮の土瓶蒸し ~フカヒレと穴子の共演~

【前菜】 イクラのせ創作茶碗蒸し ~朝採れ卵を使用~

【前菜】 ホタテのフライ

【前菜】 京風 生湯葉の蟹銀餡かけ ~ほぐし蟹身をふんだんに~

【刺身】 旬の鮮魚5点盛り ~漁港直送鮮魚を使用~

【揚げ物】 有機野菜と赤海老の天麩羅盛り

【鍋】天然海の幸と有機野菜のセイロ鍋 ~金目鯛や蟹のエキスが広がる~

【食事】 海香る豪華炊き込み御飯 ~鮮魚をふんだんに散りばめました~

【創作料理】厳選金目鯛の酒蒸し

【甘味】 特製栗羊羹 ~四季香る濃厚ドルチェ~

 

 歓迎の土瓶蒸しは食した記憶がないので、写真で探したが見当たらない。前菜は彩りがきれいであったが食したときそれほどの味わいがない。刺身は普通であった。鯛の酒蒸しはポン酢で食したがこれは美味しかった。セイロ蒸しのエビと鯛も美味しかった。お店の印象は、最初好印象であったが、気を遣っている風であるがどこか抜けている感じ。料理が最後まで持たない。予定より15 分ぐらい早く終わったのはその関係であるように思えた。さらに料金の支払いで、税別で計算。小野さんが気づきお店と交渉。無事解決。ともかくお店の質が落ちているような気がする。

 会はいつもの楽しい会。笑え声が絶えない。あっという間の2 時間。集合写真を撮って解散となる。

* 当日キャンセルはお店にとって無効なので、充分気をつけてください。(本人払い)

【第197回 平成27年1月 (木) 南池袋 逸品宴】

第197 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 前回は料理の量が少なく、不満が残るということなのでともかく品数が多い店を選ぶことを重視した。味はともかく品数は多い海鮮個室居酒屋 逸品宴 池袋東口にした。

 お酒は池袋の地酒販売店升新で鳥海山おおにごり純米生酒としぼりたて超辛口純米酒船中八策を購入。初田さんにお手伝いをお願いし西武池袋店で蓬莱泉 純米しぼりたて・田中酒造の純米吟醸生原酒を購入。計4 本である。

 参加人数21 名であったが、当日インフルエンザにかかったと連絡があり欠席者一名が出て20 名となった。定刻になり、予定通り謳粋会を始めることに。しかしまだ一名が到着していない。友人が連絡を取るとまだ家にいて今日の会を忘れていたとのこと。結局19 名参加となる。

 大野前東進会の会長に新年の挨拶をしてもらい、乾杯の音頭を久しぶりに参加した永井さんにお願いしいつもの会が始まる。事前にお店の担当者に、定刻に始めるので、その体制をとるようにお願いをしていたのに、会が始まっているのに乾杯のビールが来ない。私が催促に行った時に、ビールをビアグラスにつぎ始めた。乾杯をしてもおつまみが何もない。店長と思われる人に厳しくクレームをつける。

 お酒は秋田の鳥海山おおにごりから飲む。このお酒は日本酒度1.8 度にごりとしては辛口で、それなりに飲める。発酵酒ではないのでピリ辛感がないが、意外と口当たりが良い。宮城の純米吟醸生原酒を飲む。この酒は西武で試飲して買ったお酒。値段も4000 円強である。結構いける酒。参加者の感想を聞いたら美味しいという意見。原酒なのでアルコール度数も高い。この酒の田中酒造はホームページを作っていない。探したが詳しいことは良くわからなかった。次は愛知県の蓬莱泉純米酒は値段が手頃で初田さんがこの酒が美味しいと言うことで買った。結構飲みやすい。 高知県の司牡丹が出している船中八策は日本酒度が+8 度でかなり辛口である。これも私には合う。本当に日本酒は美味しくなった。

 

料理は

【1】サメの軟骨~梅肉と大葉添え~

【2】逸品宴旬魚と新鮮野菜のサラダ

【3】和牛ハラミ焼き

【4】チーズフォンデュ

【5】旬魚5点盛り合わせ

【6】海鮮カルパッチョ

【7】有頭海老一本塩焼き

【8】熊本産 銘柄桜肉の馬刺し盛り合わせ

【9】合鴨ロースの燻製

【10】自慢!選べる鍋 寄せ鍋

【11】雑炊セット

【12】本日のデザート

 

 料理は結構美味しかったが、後で解ったのだが何しろオーナーが中国人で、店長らしき人も中国人。店員も。チーズフォンデュは電気で温めるのにコンセントがない。だからチーズが暖めたのが固まる。旬の刺身は会の最後の方に出てきた。料理数も本日のコース内容の印刷物を渡し、既にでた物と出ていない物の確認をとってもらった。そのようなお店であった。しかし料理そのものは悪くはない。寄せ鍋も美味しかった。馬刺しも。特に、私には美味しく感じたのはサメの軟骨でコリコリしていて梅肉と良く合っていた。

 会は41 高卒が9 名でほぼ半分である。しかし、参加者は顔見知りが多く学年の差には違和感がない。本当に楽しそうである。本当に溶け合っている。

 いつの間にか2 時間。あっという間である。集合写真を撮って参会となる。

【第196回 平成26年12月11日(木) 浅草おと】

第196 回謳粋会の記(廣瀬 巳良)

12 月11 日、第196 回謳粋会を寺村さん(平6卒)がオーナーの「浅草おと」で開催した。

 夕方には朝からの雨も上がり、寒さもそれほど厳しくない日和である。浅草おとは浅草ビューホテルの道を挟んだ反対側にあった。浅草駅からはちょっと離れている。持ち込みの日本酒を四谷「鈴伝」で三本購入した。にごり酒一本と無濾過純米酒二本である。

 今回の参加者は23 名となった。同期が経営する店での開催のためか平成卒が4名も参加である。

 お店への一番乗りは山田さん、大野先生も早い時間に席につかれた。定刻になったが平成卒の方々の顔が見えない。ほどなく若山謳粋会会長の挨拶で開演となった。席には瓶ビールが準備され、飯塚東進会会長の音頭で乾杯となった。若山会長はどうしても外せない用事で早々に退席された。後の酒当番に突然小生廣瀬が指名された。

 お通しの茶碗蒸しが運ばれてきた。皆のビールが無くなっているので追加をお願いする。持ち込みの日本酒のうちにごり酒を供するため片口とぐい飲みをお願いしたがなかなか出てこない。用意されたのは生ビール用ピチャーとお猪口である。一升瓶からお猪口に注いだり、ビールのグラスに注いだりして対応した。愛知県西尾市山崎合資会社の純米吟醸生原酒「全量にごり吟醸 奥」(酒米:夢山水(奥三河産)、度数:18.5 度、精米歩合:60%)はにごりの濃い造りである。甘いかと思い口に含んだが吟醸香が拡がり引き締まった旨みで満足出来る。

お造りが運ばれる。ぶり、金目鯛、マグロ(?)、小さな切り身が各人一切れ。少なすぎる。鍋用の野菜が準備され、またかなり時間をおいてしゃぶしゃぶ用の豚肉が出てきた。

 平成卒の皆さんが席に着いた。お酒は二本目に入る。群馬県藤岡市松尾酒造㈱の純米吟醸舟搾り無濾過一回火入れ「流輝(るか)」(度数:16 度、精米歩合:60%)は、まろやかで旨みのあるお酒である。盃を重ねたくなる。

 薬味が運ばれ、豚しゃぶを食べる。温かい料理で冷酒が進む。三本目は千葉県一宮町稲花酒造㈲の純米吟醸無濾過原酒「1787~炎~(Homura)」(度数17~18 度、扁平精米歩合60%)となった。芳醇で重厚なお酒がゆっくりとのどを通り一段と体を弛緩させる。心地よい。テーブルにはサラダが運ばれ、間をおいて手羽先のから揚げが出てきた。持ち込んだお酒が空になってきたのでお店のお酒に助けを求めた。各テーブルに話の輪がいくつもでき、皆の笑顔が広がる。写真班がグループ毎にスナップを撮っている。鍋には雑炊が出来ている。瞬く間に鍋が空になった。

 料理のひとつひとつは美味しかったが、量が少ない。常にテーブル上に料理のない状態である。個人での客には良いが団体には不向きである。お店も団体の客を想定していないのかもしれない。冷酒用グラスや片口の準備もない。冷水、グラスなど何を頼んでも反応が遅かった。

【第195回 平成26年11月(木) ラ・コモディタ神保町店】

第195回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は久しぶりにイタリヤ料理のお店ラ・コモディタ 神保町店である。学士会館のすぐ側にある。廣瀬さんにワインの購入をお願い。 私はネットで調べ小川町にある地酒専門店神田泉屋で大雪渓特別純米酒を一本購入する。

 今回の参加者数は当初15 名であったが、飯塚さんから平成高卒の若い3 名が参加すると前日に連絡あり、お店と交渉し参加者の増加のお願い。18 名のつもりでいたが、開始直前菊池さんが現れる。連絡したつもりだがとのこと。早速、席を増やしてもらう。結果19名の参加である。

 定刻になり、初参加の五十嵐立青(平9 卒)さんに乾杯の音頭をとってもらいいつもの会が始まる。五十嵐さんはつくば市議から前回のつくば市長に立候補。残念ながら惜敗であった。彼は今後の日本再生のため農業が重要で有り、障害者の自立のための職業として農業従事者として向いているのでは熱く語りそれを実践しているといっていた。

 五十嵐朝青(平6 卒)さんの同期生である寺村さんが場所を間違えて20 分ほど遅れて到着。これで全員そろう。彼にも挨拶お願い。彼はベンチャービジネスをやっているとのこと。その一つとして浅草で和食のお店を経営している、よろしければ謳粋会で利用していただければありがたいとのことであった。また、彼は5 年間中国に滞在し、そこで今の奥さん(中国人)と結婚。滞在5 年間の唯一の成果だといっていた。

 乾杯の瓶ビールが私には本当においしかった。瓶ビールもおいしいことに久しぶりに気がついた。ビ-ルの後お店の赤ワインを飲む。このワインが私においしく感じた。ほんの少し甘めで、澱があるような重めの感じ。私には合う。その後、持参した大雪渓特別純米酒を開ける。この酒は神田泉屋さんが独自に注文して造った酒で、アルコール度数は16.5度。原酒に近い度数である。酸味が有り、辛口で本当においしかった。しかも飲みやすい。

 泉屋の店主は辛口の酒は日本酒度だけで決まるのではなくアミノ酸度・酸度などからみ合ってきますとのことであった。

 

料理は 一皿(4~5 人)

本日の野菜のバーニャカウダソース イワシのオーブン焼きシチリア風

鯵のマリネ モルタデッラソーセージ 鶏レバーペーストのブルスケッタ

海老、アボカド、ブロッコリーのマヨネーズ和え

自家製サルシッチャソーセージと白菜の粒マスタード和え

彩り野菜のサラダ 本日のピッツア2 種類 本日のパスタ2 種類 本日のお肉料理

本日のデザート

 

前菜は結構いけた。手が込んでいた。ピザはそれほどでもなかったが、スパゲテーは美味しかった。ただどれも一口ぐらいの量なので味を楽しむというほどのことではない。大食いの私には物足りない。

会はいつもの会。方々で笑い声が絶えない。本当に楽しい会だ。 時が経つのは速い。あっという間の2 時間。集合写真を撮って解散となる。安井さんが西川さんから来年の動物絵の暦を預かり参加者全員に配布。お土産と手に帰路につく。

【第194回 平成26年10月(木) 神田小川町 桃源郷】

第194 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は新鮮な魚貝を売りにしている和風居酒屋 桃源郷である。廣瀬さんにお手伝いをお願い、いつもの鈴伝で待ち合わせ。お酒の秋バージョンで結構おいしそうなお酒が目に入る。栃木の「鳳凰美田 純米大吟醸生」・岐阜の「撫瓜 番外」・石川の「天狗舞純米山廃ひやおろし」・滋賀の「喜楽長夢銀河純米大吟醸」の4 本を購入。

 お店は神田小川町にある。丸ノ内線淡路町駅のすぐそば、定刻前に19 名全員そろう。

 今回の参加者は19 名の内、今までは31 年高が結構多く参加していたが、3 名である。その替わり41 年高9 名と多い。

 乾杯の挨拶は相沢さんにお願い。いつのも会が始まる。相沢さんはここ数年この時期実家の栗を持参して、参加者に配ってくれる。今年はゆで栗で本当においしかった。有機作りで虫がいたらごめんといっていた。食べたら本当に甘かった。高山さんに最近の活動を報告してもらい会は進行。

鳳凰美田 純米大吟醸生は私には香りが少しキツすぎたが、吟醸酒らしくあっさりしていた。しかも優しく感じた。撫瓜 番外は純米吟醸でこれもおいしい。なぜ番外なのか調べたが解らなかった。天狗舞純米山廃ひやおろしは山廃では定番のお酒。でもこの酒はあまり酸味が強く感じられなかった。喜楽長夢銀河純米大吟醸もおいしかった。軽く感じ本当に飲みやすい。喜楽長は以前通っていたお店で比較的安く飲めたので銘柄は覚えていた。

今回どれもおいしく丁寧に造られたお酒。本当に日本酒はおいしくなった。

 

料理

【先附】本日の前菜二種盛り合わせ(日替り)

【季節の野菜】旬の彩り野菜の冷製サラダ

【お造り】本日の新鮮魚五種盛り

【焼き物】帆立貝のバターソテーズッキーニ乗せ(日替り)

【揚げ物】自家製手作りさつま揚げと海鮮春巻きの盛り合わせ

【浜焼】サザエ・帆立・蛤・野菜串の盛り合わせ

【御食事】皿うどん

【甘味】笹カスタード

 

 先付けはご飯の揚げ物と蛸のぬたのような感じ。それほどおいしいとは・・・季節の野菜はサラダらしくおいしい。お造りは蛸・鮪・サヨリ・鯛など活きが良くおいしく感じた。焼き物は鯖焼きであった。揚げ物は鶏の唐揚げだ。浜焼きはおいしかったが、量が問題。4.5 人にホタテ一個・サザエ一個とは?皿うどんは焼きおにぎり変更されていた。何の相談もなく、メニューの変更は問題だと思う。

会はいつもの通り粛々と進む。席は窮屈で隙間がない。移動するのはかなり難しい。それでも方々で楽しい会話が弾む声が。あっという間の2 時間、集合写真を撮って解散となる。

【第193回 平成26年9月(木) 魚々十 銀座本店】

第193回謳粋会の記(会長 若山宏)

 今回のお店は魚々十 銀座本店である。旨い魚介と酒に釜めしの店と謳っている櫻井さんにお手伝いをお願い、四谷の鈴伝で酒を購入。純米酒があると言うことなので買う本数を迷ったが、秋田のしらたき‐純米大吟醸・山形酒田の楯野川 純米大吟醸 本流辛口・東北泉 - 超辛口純米 出羽の里の3本にした。

 お店に到着したら多くの人がすでに着いていた。珍しく沼尻さんの顔がある。参加メンバーにはない。突如参加が決まったらしい。お店に大野さんから連絡したとのこと。 今回の参加者数は21 名である。久しぶりに20 名越えだ。

 定刻近くになりお店の担当者にビールの配布をお願い。前回同様今回も18:30 前に全員そろう。1 年半ぶりの参加の沼尻さんに乾杯の音頭をとってもらうことに。氏の挨拶の中で胃の全摘手術を受け、謳粋会の案内を見るたびに是非回復して参加したいという希望を胸に抱いて闘病生活を続けたということであった。私は会への一層の努力をという励ましのこととして受け止めた。料理がまだそろわないので、池和田さんに何かお話をお願いした。彼は仕事の関係でよく海外へ出かけている様子がフェースブックに掲載していたから。彼はバングラデシュの印象を話した。さらに、吉岡さんにNHK を退職したのにもかかわらず仕事が忙しく謳粋会に参加する時間がとれないといって、申し込んでいたのに当日欠席の通知があった。今回参加いただいたので、近況を語ってもらった。たまたま仕事が重なって古巣のNHK に通ったとのこと。しかし、NHK は今デング熱で有名な代々木公園のそばなので通勤にはビクビクで注意を払ったと語った。大沼さんは今回も息子さんの公演の案内のビラを配布していた。

 ビールの後「白瀑の純米大吟醸」を飲む。この酒造元は以前に活性酒ど(どぶろく)を購入。期待して飲む。おいしいのだが何か違う。でもそれほど悪い感じではない。期待したほどではない。会の終わり頃に瓶に少し残っていたのを飲む。飲んだ感じが全然違う、おいしいし、さらっとした感じ。大変おいしく感じた。たぶんビールを飲んだ後すぐに日本酒を飲むと甘く感じる。さらに温度が冷えすぎていると、重くさらに甘く感じる。「楯野川 純米大吟醸 本流辛口」は吟醸酒のさらさらした軽い感じの酒でおいしい。しかも辛口。これが吟醸酒といっている感じ。山形の他の純米吟醸酒同様おいしい。「 東北泉 - 超辛口純米 出羽の里」はともかく安い。そしておいしい。これも結構いける。この酒を燗で飲んでみたい。最近燗酒がおいしく感じるから。お店の「ぎんます(無濾過火入れ)」はお店の人に言わせると酒造米の等外品で米の値段が安いから低価格で提供できる酒だとのこと。お酒の詳細はわからない。飲んでもまずくはない。まあまである。

 

料理 ぐるなび宴席コース

先付け ; 姫サザエ旨煮

サラダ ; 魚々十シーザーサラダ

活き鰺姿造り;アジ・鮪・炙り太刀魚・炙りわらさ・ヒラメ・毛ガニ

大皿盛り; レンコン、タケノコの有馬煮・マグロ竜田揚げ・小串柚庵焼き・枝豆・湯葉

包み揚げ(トマト、チーズ))

焼き物; 赤鶏モモ炭火焼き

酢の物; 旬の貝の酢の物(ホタテ・青柳)

食事 ; ウニの炊き込みご飯・止め椀

 

 先付けでサザエが出るとは感激。姫サザエは甘辛く大変おいしい。シーザーサラダもおいしい。活き鰺姿造りはどの刺身も活きが良く大変おいしかった。大皿盛りはともかく湯葉包み揚げが本当においしかった。トマトがトマトとは気づかずこれはないというほど甘く感じた。有馬煮も竜田揚げもおいしかった。焼き物は焼きの臭いが多少気になった。貝の酢の物もおいしかった。青柳が好きなので私はおいしく感じた。食事はとらなかったがお椀は飲んだ。料理はどれも日本酒に合う料理で本当においしかった。参加者の多くもおいしいといっていた。

 会はいつもの会。本当に楽しそうに飲んでいる。話も弾んでいる。予定の2 時間があっという間に過ぎてゆく。沼尻さんは途中退場。残りの全員で集合写真を撮って解散となる。

 前回は雨天のため会場の変更をして迷惑をかけたが、やはり挑戦は必要なので冒険を覚悟で会場の選定を行うつもりだ。今後ともよろしくお願いする。

【第192回 平成26年8月(木) ニュートーキョービアホール】

192 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は銀座のニュートウキョービヤガーデンである。北海道サッポロビール園品質のラム肉をビール園特製ジンギスカンタレで焼き、ビールはサッポロビール千葉工場からの生ビールを運んでくると言うことで、東京で札幌を感じることを期待していた。ただ屋外なので天気に左右されることになるのでと思い、前もって雨用の別プランも用意していた。 天気予報は夏の安定した天気を報じていたが、台風11 号の通過後一気に景色が変わり、雨模様になってしまった。ウエザーニュースのポイント予報は18:00 以降雲が切れ始め雨が上がるとなっていた。今、雨が降っているが私はそれに賭、会場に向かった。6時前に着いたが以前雨が降っていた。店の担当者と話して、6 時半頃あがるという情報なので待つことに。しかし雨が上がりそうもない。宮本さんがスマートフォンで天気予報を見てまだ雲の切れ目が見えない。7 時過ぎ頃になりそうと言う。6 時15 分頃多くの参加者が現れる。ビヤガーデンをあきらめこのビルの1階のビアホールに移動することに。

 長戸さんが1階のビヤホールに無理なお願いし場所を作ってもらう。屋上に宮本さんが残り、後から来る人に会場移転を伝えてもらうことに。ホールとの打ち合わせはで、グルメコース(飲み放題)を頼む。そのとき料理は少し遅れますと言われた。

 定刻になり佐藤さんを除き全員そろう。そこへ場所が解らず遅れたと言いながら佐藤さんが現れる。会場移転の案内図を貼りにいっていた安井さんが丁度戻ってきた。少し遅れたが参加者全員18名がそろったので、いつもの会を始めることに。

ビールが行きわたったところで、緒方さんに初参加者恒例の乾杯の音頭をとってもらった。いろいろあったが何とか無事進行。ビールがうまい。本当にうまい。

 料理が遅いので、何かつまみをとお店と交渉。ゆでたての枝豆が出てくる。これもおいしい。西川さんは乾杯のビールの後、あまり飲めないので次の飲み物に山ぶどうサワーを選ぶ。ヤマブドウジュースが好きだからと。一口飲むと、これ何といってグラスを置く。私も一口。間が抜けた感じ。おいしくない。ヤマブドウの酸味がない。変な甘さを感じる。菊池さんが日本酒の冷酒を頼む。これもそんなに悪く感じない。まあおいしく感じる。でも私は遠慮する。本橋さんが久しぶりに参加したので、一言挨拶をお願い。

 

料理は

■前菜3品

■本日のサラダ

■ドイツ風マッシュポテトとソーセージのチーズ焼き

■チキンレッグのスパイシー揚げ

■真イカと季節野菜のソテー

■おつまみサーロインステーキ

■塩焼きそば

 

前菜はローストビーフと鮭のマリネなど。これはおいしかった。ビールによく合う。サラダは生ハムがおいしかった。野菜とも合う。ソーセージは、いつもはそのままいただくがチーズ焼きもおいしかった。サーロインステーキはステーキには薄いがこれもいけた。塩焼きそばがおいしい。焼きそばと言えばソース焼きそばか醤油焼きそばと思うが、あっさりしていた本当においしかった。

 参加者の中本さんが今日誕生日でしかも喜寿ということなので、お店に何かないか尋ねたら、花火が出るアイスクリームがあると言うことなのでそれで誕生会のまねごとをした。参加者全員にアイスクリームを会から提供することに。

 会はいつもの楽しい会。方々で会話の花が咲いている。本当に楽しそう。私も結構ビールを飲む。今日のビールは柔らかく感じる。のどごしが良い。私も結構飲む。時間のたつのが早い。あっという間の2 時間。集合写真を撮って解散となる。

原稿を書いていると何であの日だけのあの時間が雨なのかと考え込む。あれからあの時間は雨がない。本当に憑いてないなあと思う。

【第191回 平成26年7月(木) 鰻の山ぎし】

191 回謳粋会の記(会長 若山宏)

 今回のお店は夏恒例の鰻の山ぎしだ。初田さん・櫻井さんにお手伝いをお願い千駄木駅で待ち合わせ、伊勢五本店に向かう。安井さん、大野さんから日本酒一本ずつ提供の申し入れが入り、日本酒5 本買う予定が3本に予定変更。幹事として提供は本当に助かる。

 伊勢五では、福島県南会津の花泉活性純米にごり酒・茨城県筑西市の来福純米吟醸超辛口・長野県上田市の亀齢ひとごこち特別純米 無濾過生原酒を購入。

 今回の参加者数は20 名。毎回23 名前後の参加数で部屋が狭く感じていたが今回は余裕が感じられる。冷房もよく効いている。いつもは暑く感じられるのだがとの思い・・・

 定刻になり1 名未到着だが、恒例通り初参加の平成6 年卒の橋本さんの挨拶と乾杯の音頭で会が始まる。飯塚さんに東進会総会を欠席して出席した海外の会の話を具体的にお話してくださいとお願いし、飯塚さんがそれに応じてくれた。彼の活躍は世界的なのだと思った。東進会の会長として今後の活躍を期待する。

 日本酒は花泉活性純米にごり酒から始める。活性酒の開栓には以前失敗したので慎重にした。無事に開栓。しかし活性酒にしては炭酸ガスの出が少なく感じた。故にぴりっとした感じが薄い。でもそれほどの甘さはなく度数も高いので飲みやすい。茨城のお酒として笠間の来福純米吟醸超辛口を飲む。日本酒度+18 なのでかなり辛く感じる。純米吟醸なのにそれほど香りくさくない。私は香りがキツいのはあまり好きではないのでこの酒はおいしく感じた。亀齢ひとごこち特別純米酒は長野上田市の古い酒蔵で、長野県では結構おいしい酒がある場所だと思っていたのと、お店の人が日本酒度-1 度で甘い酒ではあるがきれが有りそれほど甘さを感じさせないと言うことで購入したが、酒のきれがあまり感じなかった。それ故甘さが残る感じ。大吟醸 筑波 天平の峰は、単価は一番高いが、それ相当な味わい。酒のきれがある。飲むと雑味が少ない。吟醸酒独特の香りもなく飲みやすい。本当においしい。今日一番の酒である。男山生もと特別純米酒は単価が安くそれなりにおいしい酒である。男山の純米酒旭川の酒で北海道料理の「うおや一丁」で必ず飲む酒で結構おいしい。今回は私に廻ってこなかったような気がする。

 

料理

前菜:広島菜の漬け物・里芋の蕗味噌掛け・蛸のカルパッチョの三種

佐久の鯉のあらい

鶏の焼き鳥と鰻肝の串焼き

茶碗蒸し

う巻きのキノコあんかけ

鰻重

 

 佐久の鯉はさっぱりしていて本当においしい。夏に鯉の洗いはおいしい。私は鰻肝が好きなので、本当においしく食した。メインは鰻重。ここのは、たれが甘くないのが良い。毎年ここでやるよう要望が多いのはこの味だと思う。

 いつもならお土産の注文とりが入るのだが、なかなか始まらない。参加者の奥さんが期待して帰りを待っているのはおいしい鰻なのだ。お店の人に催促をする。なかなか要領が得ない。長戸さんが気を利かして注文とりを手伝う。

 楽しい時は時間のたつのが早い。若い橋本さんが入ったせいかどうかいつもの会がさらに賑わいを増す。20 名で5升の酒が空く。しかもみんな元気。集合写真を撮って終わりとなる。