【土浦一高東進会長挨拶】

土浦一高東進会会長写真

                           東進会会長 飯塚哲哉(昭41卒)

 平成26年度から会長をお引き受けすることになりました。東進会の長い歴史を振り返りますと大変多くの諸先輩の皆様が長い間大きな努力を積み重ねて来られたことが分り、身に余る大役を引受けてしまったことに気付かされましたが、後の祭りです。しかし、母校の卒業生の層の厚さや優秀さを思うと、ここに集う人々の幅を更に拡大して行く努力の必要性や高い価値を強く感じています。

 私は大学の同窓会の役員も経験しましたが、高校の同窓という繋がりは、もっと若くて人格が作られつつある時代の共有であり、より深い繋がりを感じます。若き日の切磋琢磨が数十年を経て、成熟した深い友情に昇華される喜びもまた格別なものです。東進会は本部の進修同窓会を基盤としながらも、東京圏を中心に活動する人々の集まりですから、また多様な可能性を持っています。

 我々の目指すものは、先輩が残してくれた仕組みを活用し発展させながら、人生の大ベテランから現役で活躍中の卒業生まで、縦横の人脈を再発見し、活用し、人生を豊かにすることです。グローバルな競争の中に身をおけば、どの国のリーダー達も青春時代を共有する人脈をとても大切にしていることに気付かされます。東進会のメンバーとしての有資格者が構成する人脈の可能性は、そうした世界のリーダー達に勝るとも劣らない筈のものを持っています。それを高める為にはより多彩な、特に志の高い若手メンバーの参加を促進し、母集団の持つ層の厚さを本会に反映させてゆく努力が必要です。単なる懐古趣味やひと時の癒しというだけでなく、ビジネスを追う者、社会活動を拡大しようとする者の仲で協奏の機会が増えつつあると感じます。

 そうした思いを念頭に、より多くの卒業生に何よりまず「楽しく、少し役に立つ」と感じて貰えることが何より重要で基本的な目標です。現在、東進会では、6月に開催される総会を中心として、それを支える謳粋会、アカンサスクラブ、ゴルフ会などのアクティビティを行っています。

謳粋会は平成10年に始まった毎月1回、銘酒と季節の料理を楽しむ会で、平成29年3月で何と223回目を迎えます。20年を超える年齢差のOB・OG達が集まり、蘊蓄を傾け合うと言うのは楽しいだけでなく、時に深い気付きや癒しを得ることすらあります。この会を支えるために幹事達が毎月(本会の翌週)検討会を行って来ましたが、それも謳粋会が充実する理由の一つです。

アカンサスクラブは大野名誉会長の発案で平成26年4月から開始された講演と懇親会とからなる異業種交流会的な活動です。総会の行われる6月を除き、3ヶ月に一度開催され、現役のメンバーも情報や人脈を活用でき、またベテランのメンバーも楽しめる会合を目指しています。平成29年3月に第9回目が予定されています。

東進会ゴルフ会は平成4年から毎年開催され、大先輩の老練でパワフルなプレーに圧倒される楽しい会です。

こうした定期的な活動の詳細や、更に新しい活動の提案などを議論する為に隔月で行われるのが企画委員会です。新たに加わった若い世代から今年も新提案が幾つも検討され実行されようとしています。そしてこれらの会の運営はすべてボランティア、寄付を基本に成り立っています。

 是非、有資格者でまだ参加されてない方はいずれかの活動を覗いてみて下さい。きっとご自身の資産をもっと有効に活用できることに気付いて頂ける筈です。そしてアイデア溢れる貴方(貴女)ならもっと豊かな人生にするための方策も思い浮かぶ筈です。ご参加を心よりお待ちしています。 

【土浦一高東進会とは】

 土浦一高東進会は、平成元年度の土浦一高進修同窓会東京支部総会において、従前の土浦一高進修同窓会東京支部の組織を変えて、「支部会員」を東京都在住者から神奈川県・埼玉県・千葉県在住者で東京都内に勤務又は事務所を有する者に拡張し、名称も平成2年度総会において「土浦一高東進会」に改めた。

 土浦一高進修同窓会の規約には、支部の組織等については特に規定がないので、前記3県内居住者のほとんどは都内に勤務する者であろうという推測のもとに土浦一高進修同窓会本部から特に了解を求めることもなく定めたものである。しかし、現在では、支部の中で最も活発に活動している支部の一つとして評価を受けている。また、他の支部に所属する者を除くとしているので、千葉県内の東葛支部とは競合しないが、文書発送の便宜上、土浦一高進修同窓会名簿に基づき、1都3県に居住する会員全員に総会の会報、総会開催通知等は発送し、多くの該当者の参加をいただいている。(大野金一 昭31卒)

【土浦一高東進会の歴史】

 前史  土中同窓会東京支部時代

 進修同窓会旧本館活用委員会発行の「アカンサス」第33号によれば、土浦一高の前身の土浦中学校の同窓会は、明治35年7月に第1回卒業生16名が校長以下教員15名の参加により、第1回同窓会が開かれたが、その後日露戦争などの影響で出席者も少なく、いつの間にか有名無実のものとなってしまったようで、大正2年、遂に解散してしまった。

 しかし、大正末期か昭和初期頃から(推定)在京土浦中学校同窓会が結成され、海軍主計中将武井大助氏(明37卒)を中心として毎年総会が開かれていた。昭和10年6月20日には在京同窓会が銀座の鹿鳴館で開かれ、出席者50数名で盛大であったという。(昭和11年1月刊土浦中学校同窓会報第2号)

 

前史 戦後~東進会発足の時代(この稿は初代幹事長芳尾敬一(昭28卒)による。)

 昭和22年3月教育基本法・学校教育法が公布され、同年4月旧制土浦中学は土浦一高と併設土浦中学とに分かれ、在校生は、それぞれの学校を選んだ。そして、昭和24年3月には土浦一高1回生が生まれた。

 昭和27年サンフランシスコで締結した講和条約が発効し、日本の独立が認められた。そのような時、岡野保次郎氏(明43卒、三菱重工業社長)及び高杉晋一氏(明43卒、三菱電機社長)の呼びかけで東京在住で主に戦前の卒業生が丸の内倶楽部に集まった。これが戦後進修同窓会の再開である。

 岡野、高杉両氏が相次いで現役を退かれた後、久保田芳雄氏(大2卒・元海軍少将)が引き継いで中心となり、会場も東郷記念館に移した。戦時中の卒業生も加わり、一時は100人に迫る出席者があった。

 高齢のため久保田氏が引いた後に黒田武重氏(大15卒・旧海軍)が土中・土浦一高進修同窓会の東京支部長として後を継いだが、当時は、まだ旧制中学の同窓会という雰囲気があって、会場も最初は丸の内倶楽部という敷居の高さもあって、新制の土浦一高の卒業生の参加は少なかった。中心となっていた旧制中学卒業生も高齢となって、益々先細りになっていった。

 

「東進会」発足とその後の活動(大野金一)

 昭和60年代に入り、植木満氏(昭8卒)と芳尾敬一氏・黒田常氏(昭28卒・黒田武重ご子息)らが中心となって、東京支部を活性化するために、冒頭に紹介したとおり、会員の範囲を1都3県在住者に拡大し、各学年幹事が中心となって運営して行くことになり、平成元年6月東京プリンスホテルで開かれた総会で、前支部長黒田武重氏を顧問、植木満氏を会長、芳尾敬一氏を代表幹事(現在の幹事長)とする新体制が承認された。

 総会は、毎年6月上旬の土曜日か日曜日に平成11年度までは港区の東京プリンスホテルでその後は神田神保町の学士会館で開催している。総会には、母校から応援指導部と吹奏楽部又は弦楽部の生徒が上京して演奏・演技をしてくれるが、大きな太鼓を敲ける会場はそれ以外にはなかった。最近日曜日が多いのは、土曜日の会場確保ができなかったからである。応援指導部の演技のもと吹奏楽部又は弦楽部の演奏で校歌斉唱をするのは、青春時代に戻った気分で感動する、というのが参加者の感想である。

 総会の運営は、その年度の当番幹事を前年に決めておいて、その当番幹事が企画をすることにしている。総会終了後の懇親会では、出しものも毎年企画するが、平成17年度からは、総会の席で、各分野で活躍している土浦一高OBに2・30分程度の講演(ショートスピーチ)をお願いしている。

 平成15年度と16年度総会では、水戸一高と日立一高の同窓会と交流して、お互い同窓会を盛り上げるためどういう工夫をしているか、お互いの総会に招待し合おうということになって、相互に正副会長・幹事長が他の同窓会の総会に来賓として出席した。日立一高東京支部総会は、対象範囲・出席者数等東進会とほぼ同様であるが、水戸一高は特殊で、その年の当番年次だけは卒業生全体が対象になるので、総会全体の出席者が300名にもなり、大手町のサンケイホールで行う。土浦一高進修同窓会が毎年母校で行う全体の同窓会と周年に当たる年次の懇親会を一緒に行うのと同じである。卒業生による講演も1時間にわたって行われる。

 東進会総会終了後の懇親会では、出しものも毎年当番幹事を中心として企画するが、そのほかに、平成17年度からは、各分野で活躍している土浦一高OBに2・30分程度の講演(ショートスピーチ)をお願いしているのも、実は、水戸一高同窓会(東京知道会)を参考にしたものである。

【東進会組織】

令和4年6月~令和6年6月 東進会主要役員体制

会長:飯塚哲哉(昭41卒)

副会長:長戸琴(昭41卒)女性担当

副会長:鈴木良治(昭45卒)ゴルフ担当

副会長:小野幹夫(昭46卒)ゴルフ部長、企画委員長、会計担当

幹事長:櫻井成一朗(昭55卒)事務局長

筆頭副幹事長:花上克宏(昭50卒)アカンサスクラブ実行委員長

副幹事長:廣瀬巳良(昭40卒)謳水会長

副幹事長:星川美代子(昭50卒)編集委員長

副幹事長:伊東明彦(平5卒)総会担当

監事:今井修一(昭41卒)

監事:緒方浩一(平7卒)HP担当

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2020年度東進会 役員表.pdf
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28,29年度役員表.PDF
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【東進会歴代会長】

進修同窓会東京支部支部長

  岡野保次郎(明43卒、三菱重工業社長会長)

  高杉晋一(明43卒、三菱電機社長会長)

  久保田芳雄(大2卒、海軍少将)

  黒田武重(大15卒)  昭和40年代~昭和63年

  植木満 (昭8卒、港区議会議長)   昭和63年~平成3年度

(新制)土浦一高東進会会長(カッコ内は幹事長)

  初代:植木満  (昭8卒、港区議会議長)   平成3年度~平成17年度(芳尾敬一・大野金一)

  二代:大野金一(昭31卒、日本弁護士連合会常務理事)  平成17年度~平成26年度(宮崎好廣)

  三代:飯塚哲哉 (昭41卒、ザインエレクトロニクス社長会長) 平成26年度~(君山利男、桜井成一朗)

【東進会事務局】

〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館6階
宮崎法律事務所 気付 東進会事務局
櫻井成一朗( tosinkaisecretary@gmail.com)
謳粋会事務局(seichiro.sakurai@nifity.com)
電話・FAX:03-5421-5321

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土浦一高 東進会 規約
土浦一高東進会は本規約に沿って運営がなされております。
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